もこもこ・すぅーつ

2009年もあと10日ほどで終わってしまうらしいのだけれど、イマイチ、年を越す実感の湧かない年末になってしまったように感じるのは、年を取ったからなのか、会社とか立ち上げちゃったからなのか。

書いてて思ったが、間違いなく後者です。そりゃそうやんね。

しかしここ数日というもの、寒さだけはとみに実感する。そっちは歳のせいかもしれない。寒波が襲来するにつれ、ニトリで売ってる1000円の毛布が社内で流行りつつあります。社内全土が、毛布をローブのように羽織って、もこもこと仕事したい欲求にかられつつある。エアコン効いてるしサーバも排熱するから暖房は十分なはずなんだけど、やっぱ人間てば、あったかくて質感の良いものにくるまると安心するらしいのですね。本能的な何かで。

だが、問題もある。傍目にはそれが(多分に予期された事態ではあったが)、ヨーダごっこか、ジェダイマスターごっこにしかみえない、という深刻な問題である(僕たちの中で、なぜかヨーダは別枠扱いされている)。ドアを開けた瞬間に、多少座敷わらし風味の入ったジェダイ的何かが鎮座在している光景が先ず目に入る。かなり極端にシュールな光景だ。そしてジェダイのような高尚な存在がいるわけがない場末のここ、不景気の神様が吹けば飛ぶようなワンルームの空間においては、これはもう末期的にミスマッチでしかない。しかも、その、多少日本的なもこもこは時にモゾモゾと動き始め、次の瞬間には、中からこれまた多少日本的としか形容のしようがないスーツ姿で立ち現れ「やぁ」とか言い出すのである。

別に、単にスーツで出勤してきた同僚が毛布でもこもこしているだけなのだが、スーツといういわば最ももこもこするのが似合わない姿でもこもこされると、それはなんというかこう、つまり公私が共存したもこもこである。こちらの精神的動揺たるや尋常ではない。伝え聞くところによればスーツは企業戦士の正装であるというし。

つまりスーツでもこもこというのは、いわば正装で気を抜くというとても器用な行為を成立させていることになる。そんなこと、自分にはとても真似できない。スーツなんか着たら、もうだめだ。とても、もこもこなんてできない。実は、密かに感心している今日この頃です。

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